飲食店を開業する際に必要な資金とは?

2024.03.22

飲食店を開業するまでの流れ

飲食店の開業準備には6か月から1年程度を考慮する必要があります。

お店のコンセプトを考え設計事務所や内装工事業者との打ち合わせ、店舗備品やキッチン用品の選定及び購入、仕入業者との打ち合わせ、ネット環境の整備や電子決済端末の導入、ホームページの作成やSNS,集客サイト業者の比較検討、レシピの作成、メニューの写真撮影やメニューブックの作成、スタッフの採用及び教育、スタッフ用ユニフォームの発注、顧客管理ソフトの選定など目まぐるしくやらねばならないことが発生します。

昨今の状況をみていますと経営者は、人材の確保に苦労されています。

幹部スタッフは前職の部下や後輩が多いのですがアルバイトスタッフについて求人広告サイトで募集してもなかなかよい人材が集まりません。日頃からのご自身の人脈が大事だと改めて感じています。

また開業と同時に法人化を検討されている場合、会社設立しても銀行口座開設に2週間以上のの日数を要しますのでご注意ください。

開業する際に必要な届出

飲食店では、規模の大小を問わず「食品衛生責任者」を1名以上配置規模が30人以上の店舗には、「防火管理者」の設置義務があります。
さらに各役所への届出も必要となってきます。下記内容を参考に、届出・申請を実施ください。
・保健所への営業許可申請:全ての飲食店が対象です。
・消防署への防火対象物使用開始届:全ての飲食店が対象です。
・警察署への深夜酒類提供飲食店営業届:深夜0時以降に酒類を提供する一定の飲食店が対象です。
・税務署への開廃業等届出書:個人事業主や法人として開業後に開業届の提出が必要です。

気をつけないといけないことは、各役所との日程調整がうまくいかずお店の開業が遅れることです。
食品衛生責任者、防火管理者は講習受講、営業許可申請は保健所担当者との現場立会検査が開業前に必要です。

他の書類届出と違い、即日完了でなく事前に受講予約や立会日程の調整が必要となっていますのでその日程調整がうまくいかず、開業日の後ろ倒しを余儀なくされることがあります。
そのようなことが起きないように開業1か月前位から日程調整を順次行っておくことをおススメします。

開業時に必要な資金は平均1,000万円

必要な金額は一般的には1,000万円前後と言われています。

具体的には、借入が平均850万円であり、自己資金は300万円が多いです。
ただし、これは参考金額であり1,000万円あれば十分というわけではなくお店の客席数やスタッフの数によっても大きく異なります。

1,000万円の資金内訳ですが物件取得費用、店舗設備費用、運転資金になります。

ここで気をつけたいのは運転資金で予想外の費用が発生するケースが多いということです。
ホームページやSNSなどの広告費、オープン後に発生する集客用広告費や消耗品の追加購入には、注意が必要です。

まとめ

資金調達はその道のプロに任せましょう。 

飲食店の開業資金や運転資金の調達を検討しているならまずはその道のプロに相談されることをおススメします。

日本政策金融公庫には創業支援融資制度があります。

どのようなアプローチで対応すればよいかスケジュールや必要書類の書き方はもちろん融資申込前の事前打合せ、融資申し込みの際には融資担当者との面談にも幣サポートオフィスでは同行しアドバイスさせていただきますので万全です。

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